NFT works 編集部
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国内初の「写真展 × NFT」


日本暗号資産市場株式会社が国内初のNFTを絡めた写真展である「02展#CDJSP」とCYBERJAPAN DANCERSフォトNFTオークションの開催について、BlockLase株式会社、株式会社MiraCreatibeとともにNFT(非代替トークン)に関する技術支援を行った。


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「02展#CDJSP」は広告や雑誌のフォトグラファーとして活躍中のフォトグラファーであるトクヤマムネタカ氏が恵比寿America-Bashi Galleryで開催した、CYBERJAPAN DANCERSを撮影した写真展だ。


CYBERJAPAN DANCERSとはインターネット時代の黎明期であった1995年にMITOMI TOKOTO氏が立ち上げたwebマガジンが始まりであり、2000年にはMITOMI TOKOTO氏が自身のイベントをスタートした。

そのイベントでDJプレイ中に踊るゴーゴーダンサーグループとして設立されたのがCYBERJAPAN DANCERSである。


現在は恵比寿のAmerica-Bashi Galleryで開催されていた写真展及び「CYBERJAPAN DANCERSフォトNFTオークション」は終了しているが、誰でも簡単にアクセスできるマルチデバイス対応のブロックチェーン上のVR空間であるCrypto Voxels内で「02展#CJDSP VR」を開催している。


Crypto VoxelsとはニュージーランドのNolan Consulting LimitedのオーナーであるBen Nolan氏が中心になって開発を進めているEthereumブロックチェーンを利用したVR空間だ。

仮想世界にはOculus QuestなどのVRブラウザを搭載したヘッドセットが無くても、一般的なコンピューターやモバイルデバイスのブラウザからもアクセスすることができる。


日本暗号資産市場が技術支援を行った背景として、NFTがアートなどの領域での活用が進んでおり、ブロックチェーン領域における重要なユースケースであると考えたからだ。


また、日本暗号資産市場の竹森氏はコメントで


「トクヤマムネタカさんから、デジタルの普及によって損なわれてしまった「プリントの価値」をNFTを活用して取り戻したい、という強い思いに共感し全力で写真展イベントのNFT技術分野における支援をさせて頂きました。NFTは、クリエイティブ業界がデジタル化によって損なわれてしまった希少性をおりもどし、新しい可能性を切り開くための最適な技術です。今後も、本事例のような既存のクリエイティブ業界に新たな可能性を生み出す事例の支援を積極的に進めて参ります。」


とも述べている。


今後もNFTを活用することで、デジタル化で失われてしまった希少性を甦らせ、クリエイターが作った作品に対して価値をつけていけるだろう。

今後の動向に注目していきたい。


日本暗号資産市場株式会社は2019年11月に創業し、2021年1月下旬に日本円連動ステーブルコインであるJPYC(JPY Coin)のホワイトペーパーの公開及び発行を行い、販売を開始した。

また、2020年3月17日には古物市場主許可を取得している。


画像:
Canvaで作成