NFT works 編集部
NFT works 編集部

EnjinX(エンジンエックス)の特徴

EnjinX(エンジンエックス)とは、ブロックチェーンプロジェクトの「Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)」や「Enjin Wallet(エンジンウォレット)」を開発・運営している会社である Enjin Pte. Ltd.(以下:Enjin社)が開発したNFTマーケットプレイスだ。

EnjinXの特徴は、Enjin社が開発しているNFTマーケットプレイスであるためエンジンプラットフォーム上で作られているプロジェクト単位からも気になるNFTを探すことが出来るようになっている点だろう。

そのため、上記の画像にもあるように自分が遊んでいるゲームのNFTアイテムをマーケットプレイスで検索して探すのではなく、ゲームタイトルから一気に探すことが可能だ。

EnjinXで扱われているNFT(非代替トークン)は主に「Enjin Platform」上で作られたブロックチェーンゲームに関するアイテムが大半を占めているが、アートなどもいくつか扱っている。

EnjinX上で最も多く扱われているNFTは、オーストラリアの Codebit Labs(コードビットラボ)社が開発した「Lost Relics(ロストレリクス)」と言うブロックチェーンゲームで使用できるアイテムであり、2021年4月28日時点での総額は140,954ENJ(約3850万円)である。

EnjinXで利用可能な仮想通貨

また、別の特徴としてopenseaやイーサリアムメインネット上ではなくEnjin Platform上で動作するためEnjinXでのNFT取引に用いられる仮想通貨はENJ(エンジンコイン)であり、イーサリアムでの取引はできない。

しかし、取引時に発生するガス代(手数料)に関してはETH(イーサリアム)で支払う必要がある。


EnjinX(エンジンエックス)の使い方

「Enjin wallet(エンジンウォレット)」の特徴

EnjinXを利用するためには、まず初めにEnjin wallet(エンジンウォレット)を作成する必要がある。Enjin wallet ではユーザーが購入したNFTアイテムを安全に保管すると言う利用方法以外にも仮想通貨の保管にも使用することができる。

さらに、直接Enjin Walletからブロックチェーン上で動作するアプリケーションの総称であるDapps(ダップス)に繋ぐことができ、ユーザーはシームレスに Enjin Wallet を利用することができる。

セキュリティ面では二重暗号化を施すことで機密データを保護している。また、Enjin社が独自に開発したキーボードによりデータの盗聴やキーロガーから保護できるようにしている。

キーロガーとは、パソコンやスマートフォンなどのキーボード操作内容を保存するためのソフトウェアなどの総称だ。

これらの機能により、スマートフォンでコールドウォレットに近い機能を持たせている。

しかし、スマートフォンからインターネットに接続するため完璧なコールドウォレットとは言えない。

そのため、より高度なセキュリティを求める方はハードウェアウォレットを購入しその中でNFTや仮想通貨を保存することをお勧めする。


「Enjin Wallet(エンジンウォレット)」の作り方

Enjin Wallet は  appleストアやgoogleストアからダウンロードすることができます。

ダウンロード後、CRYPTO WALLETボタンを押し、新規作成を押してください。

次にEnjin Wallet で使用するパスワードを設定して下さい。パスワードは8文字以上で設定して下さい。

Enjin Wallet のパスワードを作成後、使用する仮想通貨(トークン)を選択して下さい。ここで選択した仮想通貨は追加変更することも可能です。

選択後、バックアップを設定することも可能です。バックアップを申請した場合、復元するためには12の単語が必要であり、写真にあるように単語を書き留めることを求められます。

上記で保存する仮想通貨と12の単語を保存したのち、Wallet の作成中と表示されます。その後、このようなメインWalletという画面が立ち上がったら完成です。

また、現在「メインWallet」と表示されている Wallet 名は変更することも可能です。


Wallet を開設する場合は下記のリンクからアプリのダウンロード画面に飛ぶことができます。


アップルストア:エンジンウォレットを開設する

グーグルストア:エンジンウォレットを開設する

「EnjinX(エンジンエックス)」でNFTを購入する方法

・Market Place

まず、自分が購入したいNFTをMarketplaceから選択して下さい。今回は左上の「 Wings of Surety」というNFTの購入手続きを進めてみます。

選択したらこのような詳細画面に遷移できます。ここにはNFTの説明文やレアリティなどが記載されています。

また、ゲームアイテムであればそのアイテムのタイプを見ることも可能です。今回であれば選択したアイテムのタイプは「Bow(弓矢)」です。

購入したい場合は Buyボタン を選択して下さい。


選択後、このような画面が表示されます。これは、アイテムの販売価格を示しています。今回であれば最も安い価格は85ENJ(約25,500円)です。

購入したい相手を選択後、このようなQRコードを読み込む画面が表示されます。こちらのQRコードをお持ちのスマートフォンの中にインストールした「Enjin Wallet」で読み取って下さい。

QRコードリーダーを表示するためには、左上のEボタンをタップ後に開くメニューバーの中から「QRコードスキャン」を選択して下さい。

選択後、読み取るとこのような画面が表示されます。

ここではアイテム名・販売価格・販売者・購入数を確認することができます。


購入時の手数料

NFTを購入する際にはトランザクション手数料が発生する。このトランザクション手数料はガス代と呼ばれており、今回は0.03468ETH(約10,302円)かかります。この手数料はその時のイーサリアムの価格や、トランザクション(取引)の増減で変化する。最近では、このイーサリアムの価格上昇とトランザクションの増加による手数料の高騰が問題視されています。

アイテムの探し方

自分が手に入れたいNFTを探すための別の方法として、自分が気になるプロジェクトから探す方法があります。


Project を選択すると、Enjin Platform 上で動作している様々なプロダクトから選択することが可能です。

今回は「Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)」上で動作する「EnjinCraft(エンジンクラフト)」を例にします。エンジンクラフトとは大人気クラフトゲームであるマインクラフトを Enjin Platform 上で動作するようにしたゲームです。


EnjinCraft をクリックするとこのようなページが表示されます。ここで、EnjinCraftの詳細について知ることができます。「On sale」ボタンを押すとEnjinCraft のアイテムページを表示させることができます。

ボタンをクリック後にこのようなEnjinCraft 専用のページが表示されます。各アイテムカードのBuy ボタンをクリックすると、購入画面に遷移することが可能です。

「EnjinX」で取引されているNFTの事例

1 ,「EnjinCraft(エンジンクラフト)」で使用できるアイテム


EnjinCraft内で使用することのできるアイテムスキンが販売されている。EnjinCraft とは、マイクロソフト社が開発している大人気ゲームであるマインクラフトのサーバーをEnjin社が一部利用して作成したブロックチェーン上で動作するゲームのことである。

マインクラフト内で使用することのできるアイテムはほとんど利用可能であり、ゲットしたアイテムをNFTとして販売することも可能である。

2 ,「Lost Relics(ロストレリクス)」で使用できるアイテム

「EnjinX(エンジンエックス)」で最も取引されているブロックチェーンゲームのアイテムだ。取引されているものは剣や弓などの武器系アイテムや回復薬なども取引されている。

これらのアイテムはゲーム内でも入手可能だが、発行に上限がついているアイテムもある。そのため、レアリティが高いアイテムは高額で取引されている。

まとめ

この記事ではEnjinXを利用する際に必要になる Enjin Wallet の開設方法や、NFTの検索と購入方法について解説した。追加でわからないこと等あれば下記のNFT works公式Twitterアカウントよりお気軽にお問い合わせください。


@works_nft


画像:
shutturstockから