NFT works 編集部
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<目次>

・OpenSea(オープンシー)とは

・OpenSea(オープンシー)への登録方法

・Opensea(オープンシー)で使える仮想通貨

・NFTアイテムの探し方

・NFTアイテムの購入方法

・OpenSea(オープンシー)で取引されているアイテムの事例


OpenSea(オープンシー)とは

OpenSea(オープンシー)は、2017年12月に創業したアメリカのスタートアップが運営するNFTマーケットプレイスです。分散型アプリケーションの統計情報を公開しているDappRadarによると、NFTマーケットプレイスの中では世界最大の取引額を誇ります。

最近では、部分的に日本語化が進んでおり、日本のユーザーも使いやすくなっています。また、先日NFT取引にかかるガス代を無料にするソリューションであるImmutable Xとの提携なども発表し、さらに使いやすいマーケットプレイスになることが見込まれます。

この記事では、そのように将来性のあるOpenseaマーケットプレイスの使い方をわかりやすく解説していきます。


OpenSea(オープンシー)への登録方法

Openseaへの登録は、ウォレットを持っていれば誰でも簡単に行えます。

画面右上の人型アイコンをクリックすれば、ウォレット選択画面が表示されるので、自分が使っているウォレットを選択してください。もしウォレットを持っていなければ、対応しているサイトが多くかつインストールも簡単なMetaMaskを利用するのがおすすめです。

ウォレットを選択し、「Sign In」を押すとアカウント作成が完了し、下記の画面へ遷移します。

メールアドレス/ユーザー名登録

メールアドレス/ユーザー名登録は必ず必要というわけではないですが、登録しておくことで自分が出品しているアイテムが売れた時などにメール通知を受け取れるなどの利便性があるので、登録方法を紹介しておきます。

まず、画面右上のアイコンにカーソルを合わせた際に表示される選択肢の中から「アカウント設定」を選択。

選択後、「General Settings」画面が表示されるので、各欄に必要事項を入力すれば設定完了。「アカウント設定」選択後、MetaMaskからの署名を求められることもありますが、その場合は「署名」をクリックして進んでください。

Opensea(オープンシー)で使える仮想通貨

OpenSeaはイーサリアムブロックチェーンベースのNFTマーケットプレイスで、取引に使われる通貨は主にWETH(wrapped Ether)と呼ばれるトークンとなります。

WETHは、ETH(イーサ)と1:1の比率で交換可能なトークンです。

通常のETHではなく、WETHが使われる理由は、WETHはイーサリアムブロックチェーンのERC-20という規格に準拠しており、NFT取引を行いやすいからとのこと。

WETHは、ETHを持っていればOpenSeaのサイト上で簡単に手に入れることができます。その方法は、

1.アカウントロゴにアイコンを重ねると表示される「W-ETH両替」をクリック

2.Convert WETHをクリック

3.Uniswapという自動で仮想通貨同士を交換してくれるシステムが起動するので、交換したいETHの数量を入力してWETHと交換

この時、Uniswapと自分のMetaMaskを連携させていなかったら、連携するよう指示が出るので、指示にしたがって連携させてから上記を行ってください。

Openseaは他にもイーサリアムを基盤として発行されている通貨は対応しており、日本でも有名なBAT(ベーシック・アテンション・トークン)などにも対応しています。

NFTアイテムの探し方

ここからは、自分が欲しいNFTアイテムの探し方を解説していきます。NFTアイテムを探すには、まずトップ画面右上の「閲覧」ボタンをクリックします。


「閲覧」をクリックすると、アイテムが大量に表示されます。表示されたらまず、自分が欲しいアイテムに絞り込んでいきます。絞り込み方は、

・検索窓を使って絞り込み

・ステータスを選択して絞り込み

・欲しいコレクションを選択した絞り込み

・取引可能な通貨による絞り込み

・カテゴリごとの絞り込み

の5つがあります。


アイテムを絞り込んだら、次にソートして自分が欲しいアイテムを探しやすくしましょう。ソートは、そのコレクションの特性や価格順、販売開始順などで可能です。

補足

閲覧の隣にある「活動」をクリックすると直近の取引履歴が、「ランキング」をクリックするとコレクションごとの直近の総取引額ランキングが見れます。

ランキング
直近の取引履歴一覧


NFTアイテムの購入方法

オークション形式以外で販売されているアイテムについて

オークション形式以外で販売されているアイテムの購入方法は2つです。1つ目は「今すぐ購入」ボタンを押して販売者が提示する金額で購入する方法です。この方法では、少し高めの購入金額となりますが、確実に購入できるというメリットがあります。

2つ目は「申し出をする」ボタンをクリックし、こちらから買いたい価格を提示する方法です。この方法では、必ずしも購入できるかはわかりませんが、値段を抑えて購入しやすいというメリットがあります。


オークション形式で販売されているアイテムについて

オークション形式で販売されているアイテムを購入する場合は、「入札する」ボタンを押して入札しましょう。入札終了時点であなたの入札価格が一番高ければ購入可能です。また、あなたが入札後に誰かがさらに高値の入札を行った場合は、何度でもその価格より高い金額で入札が可能なので、入札するタイミングをはかりつつ予算内で入札していきましょう。また、オークション販売されているアイテムでも、「申し出をする」ボタンからこちらが指定した金額で購入のオファーをすることも可能です。入札者がいない時などにオファーしてみましょう。


OpenSea(オープンシー)で取引されているアイテムの事例

CryptoPunks(クリプトパンクス)

CryptoPunks(クリプトパンクス)は、現在世界で一番取引額の大きいNFTアートです。また、このアートは、イーサリアムブロックチェーン上で発行された最初のNFTと言われており、人気の理由の一つとなっています。

CryptoPunksは、24×24ピクセルの小さなデジタルアート10,000個によって構成されており、その1つ1つに所有権が付与され取引されています。

これまでの最高落札額は、#7804という作品に付けられた値段でその額は約757万ドル(落札時レートで、日本円で約8.2億円)にものぼりました。


https://www.larvalabs.com/cryptopunks より


Hashmasks(ハッシュマスクス)

Hashmasks(ハッシュマスクス)は、世界中の70人以上のアーティストによって作られた独創的なデジタルポートレート作品です。その発行部数は、限定16,364部と定められています。

Hashmasks(ハッシュマスクス)にはいくつか大きな特徴があります。

1つ目が、所有者は複製や商業利用できる権利が与えられているということです。NFTアート作品においても、購入者に商業利用できる権利などは与えられないことも多いですが、Hashmasksに至っては認められています。

2つ目が、所有者が作品の名前を変えることができるということです。所有者はName Change Tokens(NCTs)という独自のトークンを消費することで、保有するアート作品の名前を変更することができます。

NCTは、Hashmasks保有者に毎日10トークンずつ付与され、1830トークン(約半年で貯まるトークン量)を消費することで名前を変更することができます。さらに、このNCTは発行上限数が決まっており、Hashmasks発行からおよそ10年後の2031年1月に発行上限に達する予定だそうです。

このような特性からOpenseaプラットフォーム上でも人気を博しており、全コレクションの中で10番目の取引額を誇っているようです。


Hashmasks公式サイトより


まとめ

この記事では、世界最大規模のNFTマーケットプレイスのOpenSeaの基本的な使い方を解説しました。追加でわからないこと等あれば下記のNFT works公式Twitterアカウントよりお気軽にお問い合わせください。


@works_nft

画像:
shutterstochのライセンス許諾の基づき利用