NFT works 編集部
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マイクリプトヒーローズ(My Crypto Heroes)などの人気ブロックチェーンゲーム開発を行うdoublejump.tokyoが、NFTのためにゼロから開発されたブロックチェーンFlow(フロー)を提供するDapperLabs(ダッパーラボ)とパートナーシップを締結したと発表した。

Flowは、アートやゲーム内のNFTコレクションの取引量の増大に伴い、近年問題視されていたイーサリアム上の手数料であるガス代の高騰や処理速度の遅さを解決するためにゼロから開発されたブロックチェーン。

Flowを開発したDapperLabs社は、NFTブームのきっかけとなったブロックチェーンゲーム"Cryptokitties(クリプトキティズ)"を開発したカナダのスタートアップ。

同社は、Flowのユースケースとして昨年10月にNBA選手のプレーのハイライト動画が埋め込まれたデジタルトレーディングカードを販売するNBA Top Shotをローンチしている。同サービスにおいては、2020年3月末までに5億ドル以上の売上を記録しており、人気を博している。

今回の提携を通してdoublejump.tokyo社はFlowを通じたNFT・ブロックチェーンゲームの海外展開の推進、およびFlowの日本進出支援を行っていくとのこと。

Flowの日本進出支援として、doublejump.tokyoはFlowブロックチェーンのバリデーターノード(ブロックチェーン上での取引の承認を行うノード)の運用も行うとのことで、これにより、Flowチェーンの地理的な分散性に貢献するとしている。

さらに、double jump.tokyoで開発してきた暗号化キーを簡単に作成して管理し、AWSのサービスやアプリケーションでの使用を制御できるAWS KMS(※2)を使ったビジネス向けFlow Wallet SDKをオープンソースとして提供が開始されるとのこと。

double jump.tokyo社は、ゲーム会社大手のスクエア・エニックス社とミリオンアーサーのNFTコンテンツ販売に向けた協業も先月発表している。


ゲーム領域におけるNFT活用の盛り上がり

ゲーム領域においては、ゲーム内のアイテム流通などにおいてNFT活用が相性がいいとされ注目を集めている。

最近では、2021年第一四半期ローンチ予定のブロックチェーンゲームのThe Sandbox内の土地LAND(ランド)が国内大手取引所コインチェック社が提供するNFTマーケットプレイスCoincheck NFT内で販売され、販売開始から8分以内に完売したことが話題となった。

その他にも、前述のDapperLabs(ダッパーラボ)社が開発したCryptokitties(クリプトキティズ)内のネコが約2,000万円で落札された事例もある。

今回の提携を皮切りに新たな展開も期待され、今後の動向にさらなる期待が高まる。

画像:
doublejump.tokyoのプレスリリースより